不動産に関する難題を解決
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空き家事例1「元実家が今、空き家」

  • 相続,家族信託,空き家対策
Writer:大澤 健司

相談内容

<相談内容>
 埼玉県にお住まいのKさん。Kさんの悩みは、高齢で自分たちのみで生活することが難しくなったご両親のことでした。ご自身は都内の会社に勤め、ご両親は北陸地方にお住まい。頻繁に様子を見に行くことが難しく、また家族を連れて実家に戻ることも通勤の都合上困難でした。施設に入所させるか自宅で引き取るか……。費用的な問題もあり、Kさんはご両親をご自宅で引き取ることにしました。
 それから3年、Kさんは新たな悩みを抱えていました。それは、空き家となってしまった実家のこと。人が住まなくなった家は劣化が早く、この夏には台風によって雨樋が壊れてしまいました。庭の草刈りの手配も大きな負担です。このままではいつかご近所に迷惑をかけてしまう……。Kさんが弊社の空き家解決セミナーに参加し、ご相談にいらしたのはそんな時でした。

ご提案

 元々抱えていた悩みに加え、弊社のセミナーを聴講頂いたことでKさんは空き家を持ち続けることのリスクを強く感じたようでした。基本的に、空き家の解決方法は使う、貸す、売る、与える、転用するの5つです。実家が空き家になってしまった方に多いのは、使う予定もなくできれば売ったり貸したりしたいけれども、残置物が多くその処分が面倒で放置してしまっているという例です。お話を聞いていくとKさんもその状況でした。両親を引き取るときに、身の回りの物だけを持ち出したため、家具や家電を始めとした大量の荷物が実家に置かれたままでした。
 確かに、第三者に売ったり貸したりする場合は残置物の処分は必須です。残置物の処分費用の相場は地域によっても変わりますが、一般的な一軒家ですと数十万円の費用がかかります。広い家で残置物が通常よりも多い場合、もう一桁かかることもざらです。更に、場合によっては残置物だけでなくある程度のリフォームが必要な場合もあります。そしてそれらの初期投資をかけても、買主や借主が必ず現れるとは限らないというリスクがあります。Kさんの実家周辺は、一定の取引事例はあるものの需要の高い地域というわけではなくそのリスクは無視できないものでした。

 そこで弊社が提案したのは業者の買取。不動産業者の中には、中古住宅を専門に扱い、自社でリフォームを行い再販する業者があります。彼らは、交渉内容にもよりますが残置物なども含めて現況そのままで買い取ってくれる場合があります。その分売却価格は一般の方に販売するよりも下がりますが、手間やリスクを大幅に軽減することができます。
・現況で一般消費者に売った場合
・現況で業者に売った場合
・リフォームして一般消費者に売った場合
・リフォームして業者に売った場合
・解体して土地として一般消費者に売った場合
・解体して土地として業者に売った場合
大きく分けて6通りの状況に分け、予想経費と売却価格を提示しました。また、お金の問題以外にも売り方それぞれに長所と短所があります。各種資料をお見せしながら、Kさんにご説明させて頂きました。
 Kさんが選ばれたのは弊社がお勧めした業者買取。Kさんの手間としてはご両親を一度実家に連れて帰り、必要な物や思い出の品などを持って帰っただけ。後は現況そのままで買い取ってもらうことができました。

 実家に住む両親が施設に入ったり、介護のため引き取ったり、あるいは亡くなったりということをきっかけとして実家が空き家となってしまうという問題は、現代において非常に多くなってきています。都市の集中化によって子供たちが実家に戻ることも少なくなり、以前のように実家を代々受け継いでいくということも稀です。空き家問題は賃貸に限らず、誰の身にも起こる問題となってきています。
空き家を持っている場合、まず考えるべきは将来的に使うかどうか。使うのであれば維持管理の方法や建て替え・リフォームについて考える必要があります。使う予定がないのであれば賃貸・売却・転用といった選択肢から選んでいく必要があります。何もしないで放置、これが最悪の選択です。空き家となった建物は想像以上の早さで劣化していきます。ただ価値が下がっていくだけでなく、近隣とのトラブルリスクが高まっていきます。空き家問題の解決は、スピードが大事と言えるでしょう。

さらに新しい知識を、直接

10.05(土)
13:30~
第131回 不動産のプロが送る終活勉強会 STEP1

不動産をお持ちの方を対象とした全5回の終活勉強会、その第1回です。

第1回のテーマは『不動産オーナーの終活とは?』です。不動産をお持ちの方がやっておくべき終活は、不動産を持たない方よりもたくさんあります。一般の終活セミナーで扱われる断捨離やお墓の準備だけでは足りません。更に、きちんと終活を済ませるには元気なうちに、ということが必須条件ということもあります。もし身体が健康でも、認知症など判断能力に支障が出ると終活はとても難しくなります。そういったことをご説明しながら、終活の全般について学ぶステップとなっております。

「もう心配事は何もない」そう言える老後を迎えるための第一歩、それが本勉強会となります。

セミナー概要

開催日時
セミナー名 第131回 不動産のプロが送る終活勉強会 STEP1
会場 千葉県柏市柏4-5-10サンプラザビル1F 当社セミナールーム地図
アクセス 柏駅東口より徒歩、車でお越しの場合は近隣のコインパーキングをお使いください。駐車場代はご自身でご負担くださるようお願い申し上げます。
参加費 初回無料 STEP2以降お1人1,000円
講師
講師:大澤 健司

平成28年9月、現 株式会社K-コンサルティング を設立し、代表取締役に就任。相続コンサルティング・資産有効活用・賃貸経営に関するアドバイスなど不動産オーナーに特化した総合不動産コンサルティングを行う。

http://www.kconsulting.co.jp
申し込み締め切り日 2019年10月03日(木)

ご予約フォーム

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備考
大澤 健司 株式会社K-コンサルティング 代表取締役

大澤 健司株式会社K-コンサルティング 代表取締役

不動産業界で、総合不動産コンサルティングをはじめとしたさまざまな行に従事する。

2016年、不動産相続と賃貸経営に特化したコンサルタントとして独立し、株式会社K-コンサルティングを設立。

不動産に関するセミナーや勉強会を精力的に行っている。

  • 公認 不動産コンサルティングマスター
  • 相続対策専門士
  • 不動産有効活用専門士
  • ファイナンシャルプランニング技能士 2級
  • NPO法人 相続アドバイザー協議会 上級アドバイザー
  • 賃貸不動産経営管理士
  • 宅地建物取引士
  • 空き家相談士
  • (借地低地アドバイザー・定借プランナー・ビル経営管理業務主任者・賃金行取扱業務主任者 など)

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